監督自らが、4年間に亘って取材してきた、200時間を越えるドキュメンタリー映像をベースに、取材する側=久野かなみを主人公としたドラマを加えることで誕生した、新しいタイプのドキュメンタリードラマ。犬と猫の命の現場でゆれる取材者の気持ちをリアルに描き出す。愛犬・ナツを病気で亡くした傷心のテレビディレクターの久野かなみ(小林聡美)は、大先輩の映画監督に励まされ、犬の命をテーマにした映画を撮り始める。動物保護センターや福島の原発20キロ圏内から救われた犬たちのシェルターに行き、大きなショックを受ける。しかし、そこで一匹でも多くの命を救おうと保護活動をする人たちと出会い、彼らの懸命な姿に心動かされる。「嘆くだけでなく、自分でできることをしよう」そう気づいたかなみは、ある決心をするのだった。(C)スモールホープベイプロダクション ( Amazon )